施工実績|植栽・伐採:広島市佐伯区・個人邸で庭木18本を整理(作業面積120㎡)

1. 施工概要

  • 現場所在地:広島県広島市佐伯区
  • 施工日:2025年4月20日
  • 対象樹種・本数:ケヤキ 18本
  • 作業面積:約 120 ㎡
  • 主な作業内容
    • 不要または過密な庭木の抜選・間伐
    • 残す樹木の形状剪定による景観調整
    • 伐採材の現場チップ化および産廃処分
  • 費用:広島県内最安値でご提供(個別見積もり)
  • 付帯対応:作業後の清掃・集草、近隣への騒音/安全対策説明

2. 作業前の課題

課題詳細
日照不足と湿気18本のケヤキが密集して南側を覆い、リビングと庭一帯に十分な日射が届かず、室内のカビ発生や庭土の湿気が慢性化していました。
台風・強風時の倒木リスク広島は9〜10月の台風通過が多く、太い枝が電線や隣家の屋根に接触する恐れがありました。自治会からも早期対策を促されていました。
落葉による排水トラブル秋口に大量の落葉が雨樋や側溝を塞ぎ、豪雨時に雨水があふれて玄関アプローチへ逆流。毎週の清掃負担が大きい状態でした。
根張りによる舗装の隆起ケヤキの表層根が玄関前のインターロッキングを押し上げ、段差が5 cm以上。来客やお子様の転倒リスクが高まっていました。
景観の乱れと管理コスト増枝葉が互いに絡みあい、剪定してもすぐ伸びるため毎年の維持費が高騰。見た目も「暗く重い印象」でリフォーム計画の足かせに。
近隣への影響隣家の屋根に落葉・枝が落ちるほか、朝の直射日光が遮られると苦情が寄せられていました。

3. 施工プランと工程

フェーズ時間帯主な作業詳細・ポイント
① 現況調査 & マーキング08:30‑09:00● 伐採対象 15本に赤リボン、残存剪定対象 3本に青リボン
● 電線・埋設配管の再確認
― 近隣2軒に作業音・チップ飛散の説明書配布
② 上部枝の先行剪定09:00‑10:30● 高所チェンソーで枝先を1 mずつカット― 落下径30 cm未満に抑えて安全確保
③ 本伐倒10:30‑12:00● ロープワークで倒伏方向を誘導
● 直径35 cm超は3分割で安全倒し
― スタブは地表10 cm残し、午後の抜根を効率化
<昼休憩>12:00‑12:45作業エリア完全封鎖で第三者立入防止
④ 抜根・根切り12:45‑14:30● ミニバックホー+チェンソーで根株撤去
● 隣接舗装面はルートバリアを設置
― インターロッキングの再隆起を予防
⑤ チップ化・搬出14:30‑15:30● 現場チッパーで小径木をウッドチップ化
● トラック1台で産廃処理場へ
― チップは 3 m³→業者ルートで再資源化
⑥ 整地・形状剪定15:30‑16:30● 残存3本を球状剪定で高さ4 m→3 mへ
● 腐植改良材を敷き均し転圧
― 排水勾配‑1.5%を確保
⑦ 最終確認 & 清掃16:30‑17:00● お客様立会いで仕上げ確認
● ブロワー・高圧洗浄で周辺道路を清掃
― 問題なしを確認後、解散

使用機材・資材

  • 高所用チェンソー(ガイドバー350 mm)
  • 12 m アルミ三連梯子 ×2
  • ミニバックホー(0.04 m³バケット)
  • モービルチッパー(150 mm 投入口)
  • 伐採用ロープ・プーリーシステム一式
  • ルートバリアシート(高密度PE 1.5 mm)
  • 腐植改良材 400 L、真砂土 0.8 m³

安全・環境対策

  • 作業届 を自治体・電力会社へ事前提出
  • 切株周囲 2 m をコーン+トラロープで立ち入り禁止
  • チップ飛散防止ネットを道路側に展張
  • 伐採音は 97 dB 以下、昼休憩時は完全停止
  • ウッドチップは再資源化、可燃ごみゼロ運用

4. 当日のタイムライン

時間作業内容主担当補足
08:00‑08:30機材搬入・KY(危険予知)ミーティング・近隣あいさつ現場責任者 A
補助スタッフ C
・電線・ガス管の位置再確認
・騒音・粉じん説明チラシを配布
08:30‑09:00伐採/剪定マーキングA・C伐採15本に赤、剪定3本に青リボン
09:00‑10:30高所枝先カット(先行剪定)機械オペレーター B(高所チェンソー)
C(ロープワーク誘導)
1本ごとに落下方向確認→直径30 cm以下で小分け
10:30‑12:00本伐倒(幹の伐採)B(チェンソー)
A(倒伏誘導・安全指示)
・ロープ&プーリーで誘導
・35 cm超幹は3分割で伐倒
12:00‑12:45昼食・機材点検全員エンジン停止・騒音ゼロタイム
12:45‑14:30抜根・根切りB(バックホー)
C(スコップ・ルートソー)
伐根5株/h → 計15株撤去
14:30‑15:30チップ化・木屑搬出B(チッパー操作)
C(積込)
チップ約3 m³ → 廃棄物処理場へ
15:30‑16:30整地・形状剪定・改良土敷設A(剪定指導)
C(剪定・整地)
残存3本を高さ3 mに整姿、腐植改良材400 L敷設
16:30‑17:00仕上げ確認・清掃・引渡しA(施主立会い)
C(ブロワー清掃)
玄関前インターロッキングの段差修正確認→お引渡し

人員構成

役割保有資格主な担当
A:現場責任者造園施工管理技士1級工程管理・安全管理・顧客対応
B:機械オペレーター車両系建設機械/チェンソー作業者バックホー・チッパー・チェンソー操作
C:補助スタッフロープワーク技能特別教育ロープ誘導・清掃・資材搬出

ポイント

  • 午前中に高所作業と伐倒を完了させ、午後に重機稼働音が大きい抜根・チップ化を配置して近隣への騒音時間を短縮。
  • チップ化→即搬出で現場をクリーンに保ち、作業後の清掃時間を圧縮。
  • 引渡し前に施主立会いを実施し、その場で仕上がりOKをいただくことで追加手直しゼロを実現。

6. 使用機材・資材

区分品名・型式数量採用理由・ポイント
伐採機器高所用チェンソー (STIHL MS 201 T‑C‑M/ガイドバー35 cm)2 台軽量&トルク重視で上枝を安全に小切り。低振動設計で作業者負担を軽減。
一般チェンソー (Husqvarna 550 XP Mark II/ガイドバー45 cm)1 台本伐倒用。オートチューン搭載で標高変化への燃調が不要。
重機ミニバックホー (クボタ U‑17 0.04 m³) + スイベルバケット1 台狭小庭でも旋回可。根株を掘り起こした後、旋回バケットで整地を時短。
モービルウッドチッパー (Vermeer BC1500、投入口150 mm)1 台現場チップ化 → 廃棄量を 1/5 に圧縮し処理コスト削減。
仮設・安全ロープワークセット(ブロック&プーリー、ダブルブレイドロープ φ12 mm × 40 m)1 式伐倒方向を誘導し、周辺構造物を保護。
安全帯(墜落制止用器具第1種)・ヘルメット(シールド一体型)各 3飛来・落下物/チェンソー切創リスク対策。
防音・防塵シート(3 m × 10 m)2 枚近隣へチップ飛散・騒音を抑制。
土壌・造園資材ルートバリアシート(HD‑PE 1.5 mm、深さ60 cm)10 m玄関前インターロッキングへの再隆起を防止。
腐植改良材(バーク堆肥)400 L抜根後の土壌改良で保水・排水バランスを最適化。
真砂土0.8 m³整地後の表土仕上げ材。歩行時の沈下を防ぐ粒度調整品。
環境配慮品生分解性チェンソーバーオイル5 L油膜による庭土汚染を防ぎ、SDGs対応。
消耗品チェンソーチェーン/ソーチェーンオイル/混合燃料適量毎日整備し切削効率を維持。

選定のポイント

  1. 低騒音・低振動機材 … 住宅地作業でも苦情ゼロを実現。
  2. 現場チップ化 … 伐採材を即時処理 → 搬出回数を削減し CO₂ 排出低減。
  3. ルートバリア … 抜根後 5 年間の舗装隆起クレームを抑止する長期保証資材。
  4. 環境対応油脂 … 自社基準で VOC 排出 40 % 以上削減。

7. 費用内訳 ― 「広島県最安値」を実現したコスト構造

※下記は今回(ケヤキ18本・120 ㎡)の実作業をもとにした実勢価格例です。樹高・幹径・搬出動線で変動しますが、広島県内の相場より 15〜25 % 低い設定です。​

項目数量・条件単価(税込)小計
伐採(幹径15〜25 cm × 高さ4〜5 m)15 本7,800 円 / 本117,000 円
伐採(幹径25 cm超・高木補助ロープ作業)3 本11,000 円 / 本33,000 円
抜根+ルートバリア設置18 株4,000 円 / 株72,000 円
枝葉チップ化・木材処分約3 m³4,000 円 / m³12,000 円
整地・腐植改良材敷設120 ㎡150 円 / ㎡18,000 円
機材運搬・設置(重機・チッパー・安全仮設)一式22,000 円22,000 円
現場管理・保険・近隣対応費一式5,000 円5,000 円
小計279,000 円
大型案件割引 ▲5 %18本以上同時施工▲13,950 円
税込合計265,050 円

相場比較(参考)

料金を抑えられる理由

  1. 自社一貫体制 – 見積・施工・処分まで自社。中間マージンゼロ。
  2. 資材リユース – ウッドチップ再資源化で産廃料金を削減。
  3. 地域密着ルート配送 – 佐伯区を中心に当日回収便を共同運行し燃料コストを最小化。
  4. ボリュームディスカウント – 伐採本数が多いほど単価を自動でスライドダウン。

ご注意

  • 樹高7 m超・幹径40 cm超の大木、電線防護工事、急傾斜地作業は追加費用が必要です。
  • 最終見積りは無料現地調査(写真可)後に 24 h 以内でお届けします。

8. お客様の声(施主アンケートより抜粋)

★★★★★ 5.0/5

「思っていたより静かで、1 日でここまで変わるとは驚きました!」
*広島市佐伯区 K 様・戸建て*

  • 仕上がり:リビングが明るくなり、エアコンの除湿運転が減りました。
  • 価格:他社より 4 万円ほど安く、見積りが明朗で安心。
  • 対応:朝のご近所挨拶や終業後の清掃まで丁寧で、チップ粉じんもほぼ感じませんでした。
  • 総評:台風前に倒木リスクを解消できて家族全員ホッとしています。次は芝の張替えもお願いしたいです。

星評価まとめ

評価項目54321平均
仕上がり800005.0
価格満足度710004.9
職人のマナー800005.0
近隣配慮(騒音・清掃)710004.9
総合30 / 32 点    4.97

リピート率 92 %(過去 12 か月・植栽伐採案件)
「丁寧&早い&最安値」の 3 拍子で高い再依頼率を維持しています。

9. 担当者コメント

現場責任者 A(造園施工管理技士1級)

  1. 安全第一で倒木リスクをゼロに
    ケヤキは枝ぶりが広く重量もあるため、伐倒方向を誤ると壁面や電線を損傷する恐れがあります。今回はロープ&プーリーで重心をコントロールし、1 本ずつ分割伐倒。危険半径ゼロ化を徹底しました。
  2. 現場チップ化でコスト圧縮とエコを両立
    伐採材をその場でチップ化することで処分量を約80 %削減。輸送トラックの往復回数が減り、CO₂排出も抑えられます。当社はこの仕組みで**㎡あたり処分費を平均45 %カット**しています。
  3. 抜根後は“根止め+腐植改良”が鍵
    ケヤキは表層根が舗装を持ち上げやすい樹種です。今回は深さ60 cmのルートバリアを敷設した上で、腐植改良材で土壌バランスを整えました。これにより再隆起・病害のリスクを5年以上抑制できます。
  4. 剪定で“残す木”の価値を最大化
    全伐よりも間伐+形状剪定で立体感を出す方が景観価値は高まります。残した3本は枝先を球状に整え、高さを3 mに抑えることで管理コストも年3万円ほど節約できる見込みです。
  5. アフターメンテ提案
    • 1年目:春と秋に軽剪定(自社の場合 8,000 円〜/回)
    • 3年目:土壌透水性テスト→必要なら表土入替え
    • 5年目:ルートバリア点検(段差・隆起チェック)

「伐るだけ」から一歩進んで、
“残す木の健康”まで面倒を見るのが当社流です。
ご不明点や追加のご要望があれば、お気軽にお声がけください。