「【東広島市】別荘地の景観改善|日当たりを遮るスギとヒノキ15本を伐採」

項目内容
場所東広島市
ご依頼主法人(別荘地管理組合)様
樹種・本数スギ 10本、ヒノキ 5本(合計15本)
木の状況高さ15~20m。木が密集し、日当たりや風通しが悪化。
作業内容計画的な選木・伐採、枝払い、幹の玉切り、林内整理
工期4日間
費用現地お見積りの上、ご提示
ポイント周辺の景観を考慮し、残す木と伐採する木を丁寧に見極めました。

③ ご依頼の経緯(お客様のお悩み)

東広島市で別荘地を管理されている組合の担当者様から、「所有している山林のことで相談したい」とお電話をいただいたのが始まりでした。

お話を伺うと、 「別荘ができた当初は良かったのですが、30年近く経ってスギやヒノキが伸び放題になってしまいまして…。所有者の方々からも『年々、庭やリビングの日当たりが悪くなった』『せっかくの景色が見えなくなった』という声が多く寄せられ、管理組合として対策を検討しているんです。」 と、お困りのご様子でした。

後日、実際に現地を拝見すると、区画の北側に植えられたスギとヒノキが高さ20m近くまで成長し、密集して光を遮っている状態でした。 地面は一日中薄暗く、風通しも悪いためか、湿った落ち葉がじっとりと積もっています。また、数本の木には枯れ枝も見られ、2025年の夏に予想される台風シーズンを前に、安全面でも早急な対策が必要だと判断いたしました。

担当者様からは、**「ただ伐採するだけでなく、別荘地全体の景観が良くなるように、そして何より所有者の皆様に安心して気持ちよく過ごしていただける環境を取り戻したい」**との強いご要望をいただきました。 私たちもその想いにお応えすべく、最適な伐採計画をご提案させていただくことになりました。

④ 現場の状況と課題説明

ご依頼を受け、東広島市の現地へお伺いしました。現場は緩やかな斜面に建てられた別荘地で、各区画の北側に植えられたスギとヒノキが主な伐採対象です。

現場の状況(図解)


プロの目から見た課題

実際に現場を調査して、以下の3つの課題が明確になりました。

  1. 景観と日照の問題 約30年前に植えられたスギやヒノキは、手入れがされないまま高さ20m近くまで成長していました。特に南からの日差しを遮る壁のようになっており、お庭や室内が一日を通して薄暗くなっていました。これでは、せっかくの別荘での時間が楽しめません。
  2. 安全性の問題 木が密集しすぎているため、風通しが悪く、数本の木では枯れ枝も目立ちました。このまま放置すると、台風や大雪の際に枯れ枝が落下したり、最悪の場合、木そのものが倒れて建物を損傷させてしまう危険性がありました。
  3. 森林としての健全性の問題 木と木の間隔が狭すぎる「過密状態」でした。この状態が続くと、木々がお互いの成長を阻害し、根がしっかり張れずに弱い木になってしまいます。将来的にさらに大きな問題になる前に、適切な本数に調整する「間伐」という考え方が必要な状況でした。

これらの課題を管理組合様にご報告し、「どの木を残し、どの木を伐採すれば、日当たり・安全・景観の全てが改善されるか」という視点で、具体的な伐採プランをご提案いたしました。

⑤ 作業内容と工程

管理組合様との綿密な打ち合わせを経て、景観の改善と安全確保を両立させるための伐採作業に着手しました。重機が入りにくい場所も多いため、主に人の手と技術による丁寧な作業を計画しました。

【ステップ1】安全対策と作業エリアの確保

まず最も重要なのが安全の確保です。作業エリアの周囲にカラーコーンとロープを張り、関係者以外の立ち入りを制限します。また、作業開始前には必ずスタッフ全員で当日の作業内容と危険箇所を確認するミーティングを行い、安全意識を徹底します。

【ステップ2】伐採する木と残す木の選別・マーキング

今回は15本全ての木を伐採するわけではありません。ご提案した計画に基づき、日当たりを最も遮っている木や、枯れ枝が多く危険な木を選び出します。伐採する木には目印のテープを巻き、管理組合の担当者様にも最終確認をしていただきました。

【ステップ3】ロープを使った枝下ろしと吊り切り

いきなり根元から木を倒すことはしません。残したい木や建物を傷つけないよう、熟練の作業員が木に登り、上部の枝から順番に切り落としていきます。切り落とした枝はロープでコントロールしながらゆっくりと地上に下ろすため、周囲への衝撃やダメージを最小限に抑えることができます。

【ステップ4】安全な方向への伐採

枝をすべて落として「棒」のような状態にした後、いよいよ幹を伐採します。木の重心や傾きを正確に見極め、安全な方向へ倒すための「受け口」と「追い口」という切れ込みをチェーンソーで入れます。ロープで引く力を調整しながら、狙った場所へ正確に木を倒していきます。

【ステップ-5】後片付けと林内整理

伐採した木は、運びやすいように1m程度の長さに切り分け(玉切り)、きれいに集積します。周辺に散らかった木の葉や小枝もブロワーや熊手で丁寧に清掃し、「作業前よりも美しく」をモットーに現場を仕上げて、全ての作業が完了となります。

⑥ 作業後の状況

4日間の作業を終え、別荘地の景観は見違えるように改善されました。

明るく開放的な空間へ

鬱蒼としていたスギとヒノキが伐採されたことで、これまで薄暗かったお庭や別荘の室内には、明るい陽射しがたっぷりと差し込むようになりました。風通しも格段に良くなり、じめじめとした湿気も軽減されることが期待できます。

蘇った美しい景色

これまで木々に遮られて見えなかった、遠くの山並みや空の景色が再び見えるようになりました。別荘のオーナー様や管理組合の方々からは、「本当に見晴らしが良くなった」「これで気持ちよく過ごせる」といった喜びの声をいただきました。

安全性の向上

枯れ枝の落下や倒木の心配がなくなり、別荘地全体の安全性が向上しました。管理組合の担当者様からは、「台風シーズンを前に、これで安心して夏を迎えられます」という安堵の言葉もいただきました。

健全な森林への第一歩

過密だった木々が整理されたことで、残された木々はより健全に成長するためのスペースと栄養を得られるようになります。今回の伐採は、美しい景観を維持するだけでなく、 भविष्यの森林の健康にも繋がる、重要な一歩となりました。

作業後には、伐採した木々を整理整頓し、落ち葉などもきれいに清掃いたしました。管理組合の担当者様からは、「想像以上に綺麗になった」「これで別荘地の価値も上がったのではないか」と、大変ご満足いただけたご様子でした。

⑦ お客様の声

今回の作業完了後、ご依頼主である別荘地管理組合の担当者様から、メールにて大変ありがたいお言葉を頂戴いたしました。ご許可をいただき、その一部をご紹介させていただきます。

「この度は、長年の懸案だった別荘地のスギとヒノキの伐採を、大変丁寧に進めていただき、誠にありがとうございました。

実は数社に見積もりをお願いしたのですが、貴社に決めた一番の理由は、現地調査の丁寧さと、ただ木を切るだけでなく『残すべき木を活かし、今後の景観を良くしていく』という視点でのご提案をいただけた点です。

作業が始まってからも、近隣への配慮や安全管理が徹底されており、組合員からも不安の声は一切聞こえてきませんでした。

そして何より驚いたのは、作業後の変化です。あれほど暗かった敷地が嘘のように明るくなり、これまで見えなかった山々の景色がリビングから見えるようになったと、多くの組合員から喜びの声が届いております。

貴社にお願いして、本当によかった。組合員一同、心から感謝しております。また数年後のメンテナンスなども、ぜひご相談させてください。」

(東広島市 別荘地管理組合 ご担当者様)


まとめ:広島の山林・別荘地の伐採はご相談ください

今回の事例のように、大きくなりすぎた木々は、景観や日当たりの問題だけでなく、安全上のリスクにも繋がります。

「どこに頼んだらいいか分からない」「費用がいくらかかるか不安」といったお悩みをお持ちでしたら、ぜひ一度、私たちにご相談ください。現地調査・お見積もりは無料で、お客様のご要望に合わせた最適なプランをご提案いたします。