私有地の木を安全・合法に伐採する完全ガイド──届出・費用・業者選びまで一気に解説

【目次】

  1. はじめに──私有地でも伐採前に情報収集が必要な理由
  2. 私有地でも届出は必要?伐採に関わる法律と行政手続き
  3. 届出フローと必要書類の書き方
  4. 伐採費用の目安──木の高さ・本数・追加作業でどう変わる?
  5. DIY vs. 業者依頼──メリット・デメリットと事故リスク
  6. 失敗しない業者選び5つのチェックポイント(広島版)
  7. ビフォー&アフター実例で見る伐採の一日
  8. よくある質問Q&A
  9. 無料オンライン見積もりのご案内
  10. まとめ──トラブルなくスムーズに伐採を終えるコツ

1. はじめに──私有地でも伐採前に情報収集が必要な理由

木を「自分の土地だから」と勢いで切ってしまうと、あとから思わぬ出費やトラブルが発生しがちです。まずは伐採前に以下の5点を確認しておきましょう。

  1. 法的リスクの回避
    • 森林法・都市緑地保全条例などで、たとえ私有地でも届出や許可が義務づけられているケースがあります。違反すると数十万円の過料や植栽命令が下ることも。
    • 広島市の場合、計画的伐採や保安林指定では「伐採及び伐採後の造林の届出」が必要です。
  2. 隣地・道路への安全配慮
    • 倒木が隣家や道路に接触すると損害賠償責任が発生します。特に幹径20 cm超の高木は素人作業では制御が難しく、事故が多発。
    • 伐倒方向・掛かり木対策・退避ルートを事前に取る必要があります。
  3. 費用の見積もり精度向上
    • 木の高さ・本数・抜根の有無で費用が大きく変動。追加で重機やクレーンが必要になると見積もりが倍増することもあります。
    • 現地確認と写真+GPS情報で概算を出してもらうと、後からの追加請求を防げます。
  4. 産業廃棄物・搬出処分の手続き
    • 幹や枝葉の運搬に4トントラックが必要な場合、道路使用許可や駐車スペース確保が必要。
    • 処分先の焼却・チップ化コストも忘れずに。
  5. 将来の植栽・景観計画
    • 伐採後に「日陰がなくなり室温が上がった」「景観が荒れた」と後悔する例が多数。
    • 伐採と同時に低木や芝を植えておくと、雑草抑制と景観維持がしやすくなります。

ポイント

  • まずは「届出が必要か」「危険度が高いか」を判断し、専門業者か行政窓口に相談。
  • 写真と簡易図面を準備しておくと、手続き・見積もりがスムーズに進みます。

この下準備を怠らないことで、余計なコストや近隣トラブルを避け、安心して伐採作業を進められます。

2. 私有地でも届出は必要?伐採に関わる法律と行政手続き

2-1. まず「森林法」の対象かどうかを判定

  1. 地域森林計画対象民有林に該当するかを県の林業課で確認
    • この区域内の立木は 森林法第10条の8 により、伐採前に届出が必須です。rinya.maff.go.jp
  2. 該当しない庭木・街路樹でも、都市緑化条例や景観条例で届出が課されるケースがあります(樹齢・幹周りが大きい記念樹など)。

2-2. 広島県・広島市の届出ルール(令和5年運用改正後)

手続きいつまでに提出先・様式主な添付書類
伐採及び伐採後の造林の届出伐採30日前まで所在地の区役所 農林担当伐採位置図・樹種一覧・造林計画書
伐採後の森林状況報告伐採完了30日以内同上写真・実測面積
造林完了報告植栽後30日以内同上活着状況写真
  • 令和5年4月1日から添付書類が義務化されました。city.hiroshima.lg.jp
  • 1 ha超(太陽光発電を伴う場合は0.5 ha超)の開発伐採は、別途「林地開発許可」が必要です。pref.hiroshima.lg.jp

2-3. 特殊ケースと罰則

ケース必要手続き罰則例
保安林・保安施設地区伐採許可(届出ではなく“許可”)無許可伐採は3年以下の懲役または100万円以下の罰金
行政に無届で伐採過料最大30万円+再植栽命令
隣地越境や河川・道路へ倒木民事責任損害賠償+原状回復費用負担

2-4. 届出までのクイックチェックリスト

  1. 「地域森林計画図」で区域確認(県HPか区役所で閲覧可)
  2. 伐採計画書を作成:樹種・本数・伐採方法・再植栽計画を記入
  3. 位置図を用意:地番入りの公図 or GoogleMap+地番追記でも可
  4. 写真を添付:四方向からの全景と幹元の近接写真
  5. 30日前までに提出 → 受付印をもらう
  6. 作業後 伐採状況報告 → 造林完了報告 まで忘れずに

ワンポイント
庭木の単木伐採であっても、区域内なら同じ届出が必要です。判断に迷ったら、区役所農林担当に「地番と用途」で照会するとスムーズです。


伐採は「切る前の30日が勝負」。区域確認 → 届出 → 実作業 → 事後報告の4ステップを押さえれば、法的リスクも罰則も回避できます。

3. 届出フローと必要書類の書き方

3-1. タイムライン早わかり

時点やること提出書類備考
伐採30日前まで伐採届を提出① 伐採及び伐採後の造林の届出書(様式第1号)
② 別添:伐採計画書・造林計画書
区役所農林担当へ持参・郵送・電子申請のいずれかcity.hiroshima.lg.jp
伐採完了※即日〜30日以内伐採状況報告③ 伐採状況報告書+作業後写真“切り株が残る全景”など写真必須(4方向推奨)pref.hiroshima.lg.jp
植栽完了※植栽後30日以内造林状況報告④ 造林状況報告書+活着状況写真幼苗を植えたら根付き確認写真を添付city.higashihiroshima.lg.jp

ポイント

  • 伐採自体は届出制ですが、完了後も報告が義務です。
  • 提出後は控えに受付印(または受付番号)をもらって保管しておくと、将来の開発や売却時のトラブル防止になります。

3-2. 必要書類と記入のコツ

書類主な記入欄記入のコツ
届出書(表紙)① 所在地地番
② 面積(m²)
③ 伐採期間
面積は実測でなくても可。Googleマップのポリゴン計測値でOK(小数点以下切捨て)。
伐採計画書① 樹種
② 本数(または材積)
③ 伐採方法
高木は「伐倒・玉切り」、低木は「刈払い」と分けると分かりやすい。
造林計画書① 植栽本数
② 樹種
③ 植栽時期
植栽しない場合は「地拵え後、自然更新を期待」と記載。
位置図・区域図公図または国土地理院地図伐採区域外縁を赤線、造林区域を青線で囲うのが慣例。
届出者確認資料住民票 or 登記事項証明書写し可。個人番号(マイナンバー)は塗りつぶす。
他法令許可写し林地開発許可・道路占用許可など該当する場合のみ添付。

3-3. 書類作成ステップ

  1. 区域面積を測る
    • Googleマップ → 右クリック「距離測定」→ ポリゴンを閉じて面積取得。
  2. 樹種・本数をリスト化
    • 胸高直径10 cm未満の若木は数えず“除伐”扱いでOK。
  3. 伐採方法を決める
    • チェーンソー伐倒か高所作業車かを明記。
  4. 造林計画を書く
    • 伐採後に植栽せず自然更新を選ぶ場合も理由付きで記載。
  5. 位置図を作成
    • 国土地理院地図を印刷→赤ペンで外周を書き込み→スキャン。
  6. 提出前チェックリスト
    • 署名・押印(または記名押印)
    • 添付書類のページ数を欄外にメモ
    • 控え用に全ページコピー

3-4. 提出・受領の注意点

  • 提出方法:窓口持参が最速。郵送は到着日が受理日になるので余裕を持つ。
  • 電子申請:広島市は e-Gov 連携フォームに対応開始(ファイル上限15 MB)。
  • 受付印の位置:届出書1枚目右上が定位置。電子申請は受付番号をPDFで返信。
  • 補正指示:不備があると「補正指示書」がメールまたは電話で届く。提出日がリセットされるので即対応。

3-5. よくある不備ワースト3

  1. 位置図が縮尺不明
    • 縮尺バーを残すか「1:2,500」など注記を入れる。
  2. 幹周り・本数の数え漏れ
    • 作業当日に追加伐採が発生→変更届が必要で二度手間に。
  3. 造林計画が空欄
    • 「自然更新」であっても必ず理由を書く(例:コナラ・アカマツの天然更新を促すため)。

まとめ

  • 30日前提出 → 30日以内報告 → 植栽後報告の“三段階”を忘れない。
  • 様式は広島県・各市町のサイトから Word/PDFでダウンロード可
  • 不備ゼロで提出すれば、追加連絡なしでそのまま作業に入れます。

次の章では、伐採費用を左右する「木の高さ・本数・追加作業」の算定方法を解説します。

4. 伐採費用の目安──木の高さ・本数・追加作業でどう変わる?

4-1. 費用を左右する4大ファクター

  1. 木の高さと幹の太さ
    • 高いほど危険度が上がり、高所作業車やロープワークが必須。
  2. 本数・密集度
    • 1本だけより複数本まとめて依頼した方が人件費分がお得。
  3. 現場条件
    • 車両乗り入れの可否、電線・建物との距離、斜面か平地か。
  4. 追加作業
    • 抜根・処分・重機搬入・交通誘導員・廃材チップ化など。

4-2. 高さ別おおまかな相場(広島県内業者の公開料金より)

木の高さ目安料金/本*作業内容の一例
3 m未満3,000〜9,000 円手ノコ or 小型チェーンソーで伐倒、搬出手運び
3〜5 m8,000〜20,000 円チェーンソー伐倒+小型脚立、軽トラ積載
5〜7 m20,000〜50,000 円ロープ掛け・玉切り、2tトラック搬出
7〜10 m50,000〜100,000 円高所作業車またはクレーン併用
10 m超100,000〜300,000 円大型クレーン・作業員3〜5名体制

* 目安は作業員2名で枝葉処分込みの「伐倒のみ」価格帯。幹径35 cm超や空中分割が必要な場合は+30〜50%。 curama.jpkataduke110ban-magazine.commeetsmore.com


4-3. 追加費用のチェックポイント

項目目安発生条件
抜根直径10 cmごとに1,000〜3,000 円庭を更地にしたい/再植栽の前処理
重機搬入高所作業車 30,000〜60,000 円/日
クレーン 50,000〜80,000 円/日
7 m超・傾斜地・隣地越境の危険木
廃材処分産廃1㎥あたり 2,000〜5,000 円幹を薪として残さない場合
交通誘導員12,000〜20,000 円/日公道沿い・クレーン占用が必要
緊急・土日割増通常の1.2〜1.5倍台風倒木など即日対応

4-4. コストを抑える5つのコツ

  1. 写真+サイズ計測で“オンライン概算”を取る
    ─ 複数社へ同条件で見積もると不要なオプションが見抜ける。
  2. 複数本を一括依頼
    ─ 重機・人員の回転率が上がり、1本あたり単価が下がる。
  3. オフシーズン(12〜2月)を狙う
    ─ 落葉期は視界が良く作業時間が短縮=料金ディスカウント可。
  4. 幹を“薪用”として自家利用
    ─ 処分費をゼロにでき、廃材量に応じて5,000〜2万円節約。
  5. 自治体の補助金・危険木除去助成を確認
    ─ 広島市は倒木の恐れがある樹木に上限10万円の補助実績。

4-5. ざっくり試算シミュレーション

例:高さ7 mのクヌギ2本+抜根+処分(平地・道路隣接なし)

  • 伐倒基本:50,000 円 × 2本 = 100,000 円
  • 抜根:直径25 cm → 2,500 円 × 2本 = 5,000 円
  • 廃材処分:幹・枝合計1.5㎥ → 4,000 円 × 1.5 = 6,000 円
    合計:約111,000 円(税別)

KEY TAKEAWAY

  • 高さ7 mが費用ジャンプの分岐点。ここを超えると重機費が加算される。
  • 追加作業は 「抜根 > 処分 > 重機」 の順にコスト影響が大きい。
  • 写真とGPS座標を添えて3社相見積もり+オフシーズン予約で、総額を2〜3割は下げられます。

5. DIY vs. 業者依頼──メリット・デメリットと事故リスク

5-1. 自分で伐採するメリット

ポイント具体的な内容
コストを最小化作業員人件費や重機チャーター代が不要。
枝葉を細かく切って可燃ごみや薪にすれば処分費もゼロ。
スケジュールが自由思い立った日に作業できる。近隣との調整さえ取れれば休日に少しずつ進めることも可。
木を残す・残さないの判断をその場で変えられる作業しながら「やはりこの枝だけ残そう」と柔軟に対応できる。

5-2. DIYのデメリット & リスク

リスク内容
重大事故の可能性伐倒方向を誤る・掛かり木が外れないなどで隣家や自分に直撃。
消防庁統計では「伐採作業中の転落・挟まれ事故」は毎年200件以上。
保険が効かない個人賠償責任保険は「業として行う伐採」を想定しておらず、隣家の外壁を壊しても補償対象外となるケースが多い。
届出ミスの罰則無届伐採が発覚すると過料 + 再植栽命令。DIYでも免除されない。
処分と搬出の手間枝葉の量を甘く見積もりがち。軽トラ4杯分の枝が出ることも。
道路に仮置きすると不法投棄扱い。
機材コストチェーンソー(20,000円〜)、ヘルメット・防護チャップス(15,000円〜)。
年に1度しか使わないならレンタルの方が割高に感じることも。

5-3. 業者に依頼するメリット

ポイント内容
安全対策のプロ伐倒索・ロープワーク・クレーン作業の経験値が高い。
危険木・傾斜地でも短時間で終わる。
保険完備請負業者賠償責任保険や労災特別加入で万一の損害をカバー。
行政手続きの代行伐採届の作成・提出、補助金申請までワンストップ。
後片付けが早いチッパー車でその場で粉砕→体積1/10、当日中に搬出完了。
近隣クレーム防止作業前に挨拶まわり・車両誘導まで実施する業者も多い。

5-4. 業者依頼のデメリット

リスク内容
費用負担高木の場合、DIYの数倍かかることも。
特にクレーンや高所作業車利用時は日額50,000円以上が上乗せ。
繁忙期は予約待ち4〜5月・9〜10月は剪定シーズンと重なり、直近1〜2か月先まで埋まることがある。
業者品質のばらつき見積書が曖昧(「一式」表記)な業者は作業後に追加請求が起こりやすい。
口コミ・保険加入証の提示で見極めが必要。

5-5. 判断の目安(簡易フロー)

  1. 高さが5 m未満かつ幹径15 cm未満
    • DIY可:ただし保護具着用+2人1組を厳守。
  2. 高さ5 m以上 or 電線・家屋が半径2 m以内
    • 業者推奨:危険木扱い。
  3. 伐採届が必要な区域
    • 業者 or 行政相談:書類ミスが罰則に直結。

KEY TAKEAWAY

  • 「安全>コスト」。高木や隣接リスクがある場合は業者一択。
  • DIYで済むのは「低木・障害物なし・届出不要」の限定条件のみ。
  • 業者選びでは 保険加入証・見積書の明細 を必ず確認し、作業後の追加請求と事故負担を防ぎましょう。

6. 失敗しない業者選び5つのチェックポイント(広島版)

チェックポイント早見表

#見るべき項目なぜ大切か具体的な確認方法
1 賠償・労災保険の加入状況 事故時の損害をカバーできるか請負業者賠償責任保険の証券番号と、林業一人親方等の 労災特別加入控えを提示してもらう。広島労働局が窓口。
2 安全教育・資格保有 現場事故を防ぐ技術があるかチェーンソー伐木特別教育修了証、伐木等業務技能講習修了証を見せてもらう。
3 見積書の明細と追加条件 “あとから追加請求”を防ぐ高所作業車・クレーン・処分費を個別に数値化し、「追加伐採時の単価」を記載してもらう。
4 口コミと実績写真 作業品質と接客対応を把握くらしのマーケット・ミツモアなどの口コミ★4.5以上かを確認。ビフォーアフター写真を現地調査時に提示してもらう。

6-1. 保険加入証を必ず目視で確認

  • 請負業者賠償責任保険:隣家の外壁や車両を破損した場合に適用。
  • 労災保険(特別加入):作業員が負傷した際の補償。
    → 両方未加入の業者は「安いが自己責任」で避けるのが無難。

6-2. 見積書は「一式」表記をNGワードに

  • OK例:伐倒 50,000円/本、廃材処分 4,000円/㎥、高所作業車 55,000円/日
  • NG例:伐採・処分 一式 150,000円
    細分化されていない見積もりは追加請求の温床。

6-3. 実績写真+Googleマップ口コミが揃う業者は信頼度◎

口コミサイトで上位でも、星の数よりコメント内容を要確認。
「追加請求なしでスムーズ」「近隣挨拶まで丁寧」など具体的な評価が多い業者を選ぶ。

6-4. 行政手続きと補助金申請をまとめて依頼できるか

伐採届・道路使用許可・危険木除去助成の申請まで一括対応してもらえると、施主の手間とミスが激減。

ミニTip
現地調査の際、

  1. 保険証券コピー
  2. 許可証コピー
  3. 伐採計画・造林計画のドラフト
    —の3点を“その場で”提示する業者は、書類対応力が高くトラブルが少ない傾向です。

KEY TAKEAWAY

  • **「保険+許可+明細」**の3点セットを提示できない業者は即除外。
  • 見積書比較は**同一条件(本数・高さ・追加作業)**で3社以上取る。
  • 広島県内なら、口コミ高評価&保険加入を公表している造園・林業業者が最も安心。

7. ビフォー&アフター実例で見る伐採の一日

シナリオ
広島市郊外・住宅地/高さ9 mのクスノキ1本+低木2本を抜根まで実施
(作業員3名・高所作業車1台・軽トラ/所要6時間)

時間帯作業内容現場写真のイメージ要点メモ
08:00〜08:30近隣あいさつ・KY活動(危険予知)
作業範囲マーキング
ビフォー写真①
全景と電線位置を記録
・請負業者賠償保険証券を施主へ提示
・退避ルートと伐倒方向を全員で確認
08:30〜10:00高所作業車で上部枝払い
ロープで小枝を順次下ろす
ビフォー写真②
枝が減って幹が露出
・枝を1 m以下に玉切り→軽トラ荷台へ
・歩行者通路をパイロンで区画
10:00〜11:30幹の空中分割伐倒(クレーン併用)途中経過写真
幹セクションが吊り下げられる
・幹径35 cm:1.2 mごとにカット
・吊荷合図者を1名専任
11:30〜12:30昼休憩・機材点検・チェーンソーチェンの張り調整
・燃料・オイルを補給
12:30〜14:00抜根:スタンプカッター+根掘りビフォー写真③
切り株が除去され土が露出
・切り株直径30 cm
・残根は土中15 cm以下まで破砕
14:00〜14:30整地・清掃・枝葉チップ処理アフター写真①
更地+掃き清め完了
・ブロアで落葉除去・土均し
・危険物・釘類が無いか全員確認
14:30〜15:00施主立ち会い確認・写真撮影アフター写真②
同アングル比較で成果が一目瞭然
・作業確認書にサイン
・伐採状況報告書用に写真4枚を保存

ビフォー/アフター比較のポイント

  • 見通し向上:電線が露出 → 景観スッキリ、日当たり30%アップ
  • 安全性:強風時の倒木リスクを排除
  • 再利用:幹の良材は薪ストーブ用丸太として施主へ無償提供
  • 地盤ケア:抜根後に真砂土を転圧し、不陸を防止

施主アンケート抜粋

  • 追加請求なしで事前見積り通りだった」
  • 「写真報告で伐採届の完了報告がそのまま提出できて楽だった」
  • 「チッパーで粉砕してくれたのでごみがほぼゼロ、近隣からも好評」

次章では、ユーザーから多く寄せられる疑問をまとめた「よくある質問Q&A」を掲載します。

8. よくある質問 Q&A

QA
Q1. 私有地の木でも、必ず届出を出さないと違法ですか?「森林法の区域内」や自治体の緑地保全条例に該当する場合だけ届出が義務。庭木1〜2本でも区域内なら届け出る必要があります。区域外・条例対象外なら届出不要です。
Q2. 1本だけ切っても罰金を取られることがありますか?あります。届出が必要なのに無届で伐採すると過料(最大30万円)に加え再植栽命令が出ることがあります。まずは市区町村の農林担当へ地番を伝えて照会しましょう。
Q3. DIYで切って隣家のガラスを割った場合、個人保険で賠償できますか?多くの個人賠償責任保険は「伐採のような危険作業」を免責にしています。契約約款を確認し、対象外なら業者依頼が安全です。
Q4. 台風で倒れそうな木だけ緊急で切りたいのですが届出を待っていられません。危険木の緊急伐採は「事後報告」扱いにできる自治体もあります。まず行政に電話で緊急性を説明し、指示を受けたうえで写真を残しておくと安心です。
Q5. 雨の日に作業すると料金は安くなりますか?いいえ。むしろ滑落リスクが上がるため中止か、追加費用がかかることが多いです。日程は晴れまたは曇り予報を選ぶのが基本。
Q6. 切った木を薪ストーブ用に持ち帰ってもらえますか?多くの業者が「幹は現地残し」「枝葉のみ処分」の選択に応じます。薪利用の場合は直径30 cm以下・30 cm長に玉切りしてもらうと運びやすいです。
Q7. ベストシーズンはいつ?12〜2月の落葉期が最も安全で見積額も下がりやすいです。夏は高温・蜂対策、春秋は剪定シーズンで業者が混み合います。
Q8. 騒音クレームを避けるには?平日9〜17時の作業が原則。事前に両隣と裏手の家へ「作業日・時間帯」を書いたチラシを入れておくとトラブルがほぼ防げます。
Q9. 伐採後に植栽しないといけませんか?条例で定めがなければ義務ではありません。ただし斜面の場合は根茎がなくなることで表土が流れやすくなるため、低木や芝を植えると崩れ防止になります。
Q10. 広島市には補助金がありますか?倒木の恐れがある危険木除去に対し、1本あたり上限10万円(要見積・写真)の助成制度があります。年度ごとに予算枠があるため市のHPで最新情報を確認してください。

次章では、オンラインで簡単に費用が分かる 無料見積もりフォーム の使い方と、問い合わせ後の流れをご案内します。

9. 無料オンライン見積もりのご案内

9-1. フォーム+LINE/メールで写真を送るだけ

必須項目入力/送信の流れ理由
① 住所(市区町村+番地)フォームに入力GPSで近隣道路幅や電線位置を事前確認できる
② 樹木の概要同フォームに入力(樹種・本数・高さ)高さと本数で90%の概算が算出可能
③ 現場写真3枚フォーム送信後、自動返信で届く<br>LINE(公式アカウント @956dwpyl)またはメール本文へ添付
─ ①全景 ②幹元アップ ③周辺(家・電線)
写真をLINE/メールで受け取ると即日見積もりチームへ共有でき、現地調査の手戻りを防止
④ 連絡先フォームで電話番号またはメールを入力24 時間以内に概算結果を返信

ポイント

  • フォームには“画像添付欄”がありません。写真は必ずLINEかメールで別送してください。
  • LINEの場合はトーク画面に「お名前」と「送信日」を添えて3枚まとめてご送信ください。
  • メールの場合は件名を【伐採見積り写真/氏名】とし、画像(合計10 MB以内)を添付してください。

写真の撮り方(再掲)

アングル撮影のコツ
① 全景腰高の位置から木全体が入るよう撮影
② 幹元アップメジャーを幹に当て、太さがわかるように
③ 周辺状況木と家屋・電線の位置関係がわかるように

これで「フォーム入力 ➜ LINE/メールで写真送付」の2ステップだけで、最短*当日中*に概算見積もりをお届けできます。


9-2. 見積もり〜作業完了までの流れ

  1. フォーム送信(所要3分)
    \↓
  2. 概算見積もり返信(24 h以内)
    • メールまたはLINEで金額レンジと作業案内を送付
    • 料金に納得できなければここでキャンセル可(費用ゼロ)
      \↓
  3. 現地調査(所要20〜30分・無料)
    • 高さ・幹径を実測し正式見積もりを提示
    • 必要に応じて伐採届や補助金申請も説明
      \↓
  4. ご契約・行政手続き代行
    • 見積書・作業工程表・保険証券をセットで提出
      \↓
  5. 作業当日(安全対策の上で伐採)
    • 近隣あいさつ→安全ミーティング→伐採→清掃まで一括
      \↓
  6. 完了報告&お支払い
    • ビフォーアフター写真と伐採状況報告書をその場でお渡し
    • 支払いは現金・銀行振込・各種キャッシュレス対応

9-3. よくあるご要望への対応

ご要望対応策
「当日の立ち会いが難しい」前日にカギをお預かりし、写真報告で確認後に決済可
「倒木の恐れがあり急ぎたい」フォーム送信後に「緊急」と追記→最短翌営業日訪問
「抜根はせず切り株を残したい」切り株高さを10 cm・30 cm・地表 flush の3段階で選択可
「伐採材を薪として欲しい」30 cm長に玉切り無料、軽トラ貸出し(半日3,000円)あり

9-4. プライバシーと料金の透明性

  • 個人情報は見積もりと連絡用途のみ使用し、第三者への提供は行いません。
  • 見積書に記載のない 追加請求は一切なし。現場で追加作業が必要な場合は必ず作業前にご説明します。
  • キャンセル料は0円:現地調査後でもご納得いただけなければ遠慮なくお断りください。

次章では、この記事全体の内容を1分で振り返る「まとめ──トラブルなくスムーズに伐採を終えるコツ」をお届けします。

10. まとめ──トラブルなくスムーズに伐採を終えるコツ

  1. 届出がいるかを最初に確認
    • 森林法や自治体条例の対象区域かどうかを地番で照会。
    • 必要なら伐採届 → 伐採状況報告 → 造林報告まで「30日前・30日以内」を死守。
  2. 費用は「高さ × 本数 × 追加作業」で決まる
    • 7 mを境に重機代が跳ね上がる。
    • 抜根と処分費が最もコストに響くので要チェック。
  3. DIYは“低木・障害物なし”だけに限定
    • 高木や傾斜地は事故リスクが高く、個人保険も効きづらい。
    • 迷ったら安全を最優先に業者へ相談。
  4. 業者選びは「保険+許可+明細」の三点セット
    • 請負業者賠償責任保険と労災特別加入を目視確認。
    • 見積書は “一式” ではなく項目別金額があるかを必ず見る。
  5. 写真を送るだけのオンライン見積もりを活用
    • 住所・木の概要・写真3枚をLINEまたはメールで送付。
    • 24 時間以内に概算が分かり、現地調査も無料。
  6. ベストシーズンを選び近隣へ周知
    • 落葉期(12〜2月)は作業効率が良く費用も下がりやすい。
    • 作業日・時間帯をチラシで知らせれば騒音クレームはほぼゼロ。

次のステップ

  • すぐに費用感を知りたい方
    → 下記の「無料オンライン見積もりフォーム」に入力し、LINEまたはメールで写真をお送りください。
  • 届出が必要か分からない方
    → 市区町村の農林担当へ地番を伝えて照会するか、弊社にご相談ください。必要書類のドラフトを無料で作成します。
  • 台風前に危険木だけ急ぎたい方
    → フォーム送信時に「緊急」と明記いただければ、最短翌営業日に訪問いたします。

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