【伐採事例】広島市安佐北区白木町の危険な空き家|高木伐採のビフォーアフターと費用・法律解説

1. ご依頼の経緯:安佐北区白木町、遠方の所有者様が抱えていた切実な悩み

今回のご依頼は、広島市安佐北区白木町にご実家を所有されているお客様からの一本のお電話がきっかけでした。自然豊かで静かなこの地域も、近年は所有者様の高齢化やUターンが難しいといった事情から、管理が行き届かなくなった空き家のご相談が増加しています。

お客様もまた、そのような空き家問題に直面し、長年にわたり深い悩みを抱えていらっしゃいました。

1.1. 「ご近所に申し訳ない…」増え続ける不安とご自身での管理の限界

お客様は現在、ご実家から遠く離れた場所にお住まいで、頻繁に帰省することが難しい状況でした。

「たまに帰省しても、敷地内の草むしりだけで一日が終わってしまう。年々、木の成長は勢いを増し、もう自分の手には負えません」

お電話口の声からは、どうすることもできない状況への無力感と焦りが伝わってきました。特に、お客様の心を重くしていたのは、ご近所への申し訳ないという気持ちでした。

  • 「伸びた枝が、お隣の敷地にはみ出していないだろうか…」
  • 「台風や大雨のニュースを見るたびに、実家の木が倒れないか心配で眠れない…」
  • 「もし枯れ枝が落ちて、通行人やご近所の車に当たってしまったら…」

そのような精神的な負担は計り知れません。ご自身で管理できないことへの罪悪感と、万が一の事態への不安が、長年お客様の心にのしかかっていたのです。

1.2. 現地調査で判明した、放置が招いた想像以上の深刻な事態

お電話でお客様の切実な状況をお伺いし、私たちはすぐに無料の現地調査へ向かいました。そして、プロの目で現場を確認した結果、お客様が心配されていた以上の深刻なリスクが複数潜んでいることが判明しました。

  • 建物への直接的なダメージ: 太い枝が母屋の屋根に覆いかぶさり、瓦の一部を傷つけ始めている状態でした。放置すれば、雨漏りの原因に直結します。
  • 倒壊・落下の危険性: 高く伸びた木々の中には、幹の一部が枯れ、いつ倒れてもおかしくない危険木が数本ありました。特に道路側の枯れ枝は、落下すれば大きな事故につながる可能性が非常に高い状態でした。
  • 環境の悪化: うっそうとした木々が日光を完全に遮断し、敷地内は常にジメジメとしていました。これは建物の腐食を進めるだけでなく、害虫の発生源にもなります。

これらの客観的な状況をお客様にご報告し、「これ以上放置するのは危険です」とお伝えした上で、建物を守り、近隣への安全を確保するための最適な伐採プランをご提案させていただきました。

2.【ビフォー】写真で見る伐採前の危険な状態

百聞は一見に如かず。まずはお客様からご依頼いただいた時点での、現地の写真をご覧ください。緑が豊かと言えば聞こえは良いかもしれませんが、専門家の視点から見ると、放置することで深刻な事態を招きかねない、数多くの危険が潜んでいました。

ご自身の、あるいはご実家の状況と見比べながらご覧ください。

2.1. 倒壊寸前!母屋を脅かす高木と枯れ木のリスクを専門家が分析

最も緊急性が高かったのが、建物に直接的な影響を及ぼしていた高木と、いつ倒れてもおかしくなかった枯れ木です。

  • 建物への直接的な脅威 写真のように、枝葉が屋根を完全に覆ってしまっている状態は非常に危険です。大量の落ち葉が雨樋に詰まれば、雨水が適切に排水されず、軒先から溢れて外壁を伝い、最終的には雨漏りや建材の腐食を引き起こします。また、強風で揺れた太い枝が、屋根瓦や壁を繰り返し叩くことで、物理的なダメージも蓄積していました。
  • いつ起きても不思議ではない倒壊・落下の恐怖 右の写真、電柱の隣にある木は、葉が全くなく完全に枯れきっていました。このような枯れ木は、もはや「木」ではなく「いつ倒れるか分からない凶器」です。2025年の広島は梅雨時期の豪雨や夏の台風など、何がきっかけになっても不思議ではありません。もしこの木が母屋側に倒れれば屋根を破壊し、道路側に倒れれば電線を切断、通行人や車に被害を及ぼす大惨事につながる可能性がありました。

2.2. 湿気と害虫の温床に…日当たりと風通しを奪われた敷地の問題点

高木や枯れ木だけでなく、敷地全体を覆うように生い茂った植栽も、建物の寿命を静かに、しかし確実に縮めていました。

  • 建物の寿命を縮める「湿気」 日光が遮られ、空気の流れが滞った敷地内は、常にジメジメとした湿気を帯びていました。湿気は木造家屋の大敵です。外壁にはコケがびっしりと生え、塗膜の防水機能を低下させます。さらに、床下の風通しも悪くなるため、建物の土台部分に湿気がこもり、シロアリが好む環境を作り出してしまいます。
  • 害虫の「楽園」と化す環境 人の手が入らない鬱蒼とした茂みや、腐りかけた落ち葉が積もった地面は、ムカデやゲジ、スズメバチといった害虫にとって最高の住処となります。これらの害虫が家屋に侵入すれば、さらなる二次被害につながります。
  • 防犯上の死角 道路から母屋の様子が全く見えないため、空き巣などの侵入者に狙われやすくなるだけでなく、ゴミの不法投棄を誘発するリスクも高まっていました。

これらの複合的なリスクは、もはや所有者様個人で対応できる範囲を完全に超えており、専門家による早急な介入が必要な状態でした。

→次の章では、これらの危険な状態を、私たちがどのような技術で安全に解消したのか、実際の作業工程を詳しくご紹介します。

3. 作業工程の全貌:家屋と周辺環境を守るためのプロの特殊伐採技術

前章でご覧いただいた数々の危険を、安全かつ確実に解消するため、私たちは詳細な作業計画を立てて実行しました。特に、今回の現場のようにクレーンなどの重機が入れない狭い場所や、すぐそばに家屋や電線がある状況でこそ、プロの専門技術が真価を発揮します。

「ただ木を切る」のではなく、「安全に、そして確実に危険を取り除く」ための私たちの仕事ぶりをご紹介します。

3.1. ロープ一本で安全を確保する「特殊伐採(リギング)」とは?

今回の作業の核心となったのが、「特殊伐採」と呼ばれる技術です。

特殊伐採とは、重機を使わずに、作業員(クライマー)が木に直接登り、上から少しずつ枝や幹を切り分けて伐採していく方法です。そして、その中でも特に重要な技術が**「リギング」**です。

リギングとは、切り離した枝や幹をそのまま下に落とすのではなく、ロープをかけてコントロールし、狙った場所へ静かに降ろす技術のこと。まるで空中でクレーン作業を行うかのように、重量のある木の塊を自在に操ります。

このリギング技術があったからこそ、母屋の屋根や壁、そしてお客様が大切にされていた庭石などを一切傷つけることなく、ミリ単位の精度で安全に作業を進めることができました。危険な枯れ枝一本、建物にかかる太い枝一本に至るまで、すべてこの技術を駆使して丁寧に取り除いていきました。

3.2. 作業日数と当日のタイムライン(安全対策から片付けまで)

今回の規模の作業は、合計2日間にわたって実施しました。参考までに、作業当日の一般的な流れをご紹介します。

  • 午前8:30 | 朝礼・近隣へのご挨拶 作業開始前に、必ずチーム全員でその日の作業内容、手順、危険箇所を再確認する安全ミーティングを行います。その後、ご近所の皆様にご挨拶に伺い、作業へのご理解とご協力をお願いします。
  • 午前9:00 | 作業開始 まずは敷地内に安全確保のためのロープを張り、作業エリアを区画します。クライマーは安全帯を二重に確認し、木に登ります。地上スタッフと無線で連携を取りながら、危険度の高い枯れ枝から順番に、リギング技術で伐採・撤去していきます。
  • 正午 | 昼休憩
  • 午後1:00 | 午後の作業開始 最も難易度の高い、母屋にかかっていた高木の伐採に着手。クライマーが幹を少しずつ切り分け、地上班がロープで絶妙にコントロールしながら安全な場所へ降ろす、という連携プレーを繰り返します。
  • 午後4:00 | 伐採・片付け・清掃 すべての伐採作業が完了したら、清掃作業に入ります。切り落とした枝葉は、トラックで運びやすいように細かく裁断し、集積します。最後に、敷地内の木くずや落ち葉をブロワーや竹ぼうきで徹底的に清掃し、現場を元通り以上に綺麗な状態に戻します。
  • 午後5:00 | 作業完了 お客様(今回は代理の方)に作業完了のご報告をし、現場の最終確認をしていただいて、その日の作業はすべて終了です。

このように、緻密な計画と熟練の技術、そして何よりも「安全第一」の徹底した姿勢で、すべての作業を無事に完了しました。

→さて、プロの技術によってすべての危険が取り除かれたあの場所は、どのように生まれ変わったのでしょうか。次の章では、感動のアフターの様子をご覧いただきます。

4.【アフター】劇的変化!光と安全を取り戻した敷地の今

前章でご紹介したプロの技術によって、あの危険で薄暗かった敷地は一体どのように生まれ変わったのでしょうか。言葉を重ねるよりも、まずは写真をご覧ください。長年の悩みが解消され、光と安全を取り戻した劇的な変化です。

【感動のアフター】

4.1. 見違えるほどの開放感!資産価値の向上にもつながる変化

家全体を覆っていた木々がなくなったことで、敷地には信じられないほどの太陽の光が差し込むようになりました。空が広く見え、家全体が明るい印象に生まれ変わったのがお分かりいただけると思います。

この変化は、見た目の美しさだけがメリットではありません。

  • 建物の健康と長寿命化: 風通しが良くなることで湿気が解消され、これまで建物を蝕んでいたカビや腐食の進行を食い止めます。結果として、大切なご実家の寿命を延ばすことにつながります。
  • 資産価値の維持・向上: 不動産は第一印象が非常に重要です。将来的に売却や賃貸を考えた際、このように明るく手入れされた物件は、買い手や借り手にとって魅力的に映り、資産価値の維持、ひいては向上に大きく貢献します。

4.2. 防災・防犯性が飛躍的に向上し、将来の選択肢が広がる

そして何よりも大きな変化は、お客様を長年悩ませていた「リスク」が解消されたことです。

  • 防災性の向上: 倒壊寸前だった危険木はすべてなくなり、これから広島を襲うかもしれない台風や集中豪雨がきても、もう倒木や枝の落下を心配する必要はありません。万が一の火災の際も、建物への延焼リスクが大幅に低減されました。
  • 防犯性の向上: 道路から母屋の玄関や窓がはっきりと見えるようになり、不審者が隠れる場所は一掃されました。死角がなくなったことで、空き巣や不法投棄を心理的に抑制する効果が期待できます。

今回の作業では、お客様のご希望をお伺いし、思い出のある庭石は残してあります。危険な木々がなくなり、広々としたスペースが生まれたことで、今後の土地活用(例えば家庭菜園、駐車場、あるいは更地にして売却など)の選択肢も大きく広がりました。

このように、適切な伐採管理は、単に木をなくすだけでなく、その土地が持つ本来の価値と可能性を再生させることにつながるのです。

→次の章では、今回の作業を終えて、ご依頼主様から実際にいただいた喜びの声をご紹介します。

5.【お客様の声】ご依頼主様からいただいた感謝のお言葉

すべての作業完了後、遠方にお住まいのご依頼主様に、作業前後の写真を添えてご報告いたしました。お電話口でいただいた、安堵と喜びに満ちたお言葉が、私たちの何よりの励みです。ご本人の許可を得て、その一部をご紹介させていただきます。


【ご依頼主:A様(60代・男性)|安佐北区白木町のご実家の管理をご依頼】

「この度は、本当にありがとうございました。送っていただいた写真を見て、妻と思わず『すごい…』と声を上げてしまいました。あの鬱蒼としていた実家が、こんなに明るく、きれいになるとは夢にも思っていませんでした。」

「正直に申しますと、長年この問題から目を背けていました。費用も心配でしたし、どこに頼めばいいのかも分からず、ただ時間だけが過ぎて…。広島は台風も多いですから、その季節が来るたびに、もし木が倒れてご近所に迷惑をかけたらどうしようと、気が気ではありませんでした。」

「今回、思い切ってインターネットで探し、お電話してみて本当に良かったです。最初の問い合わせから対応が非常に丁寧で、現地調査後の説明も、写真を見せながら『この木が危険です』『こうすれば安全になります』と素人の私にも分かりやすく、ここなら信頼できると感じました。」

「作業後の写真を見て、一番に感じたのは『安心』です。もう、夜中に風の音で目を覚ますこともありません。長年、心にのしかかっていた重い荷物を、ようやく下ろすことができました。本当に、もっと早く相談すればよかったです。」

「同じように、遠方にあって管理できない空き家で悩んでいる方は、たくさんいらっしゃると思います。一人で抱え込まず、まずはプロに相談することをお勧めします。本当に、世界が変わりますよ。」


A様、この度は心温まるお言葉をいただき、誠にありがとうございました。お客様の長年のお悩みを解消するお手伝いができたこと、スタッフ一同、心より嬉しく思っております。

→さて、なぜA様のように、空き家の庭木管理を放置してはいけないのでしょうか。次の章では、その背景にある法律や、具体的な金銭的リスクについて、さらに詳しく解説していきます。

6. なぜ今、空き家の庭木管理が急務なのか?法律とリスクを徹底解説

「自分の家だから、どうしようと勝手だろう」 「遠いし、費用もかかるから、もう少し様子を見よう」

空き家の庭木問題について、このように考えているとしたら、それは非常に危険です。2025年現在、空き家の管理問題はもはや所有者個人の問題では済まされません。法律の改正により、管理を怠る所有者には厳しいペナルティが科される時代になっています。

なぜ今、対策が急務なのか。その理由を「法律」と「お金」という、誰もが無視できない2つの観点から徹底解説します。

6.1. あなたの空き家も対象?改正された「空家等対策特別措置法」の重要ポイント

大きな転機となったのが、2023年12月に改正・施行された**「空家等対策の推進に関する特別措置法」**です。

この改正の最大のポイントは、従来の「特定空家」(放置すれば倒壊など著しく危険な状態)に加え、その前段階である**「管理不全空家」**という区分が新たに設けられたことです。

「管理不全空家」とは、放置すれば「特定空家」になるおそれがある状態の空き家を指します。具体的には、

  • 窓ガラスが割れている
  • 雑草や庭木が著しく繁茂している
  • ゴミが散乱している

など、まさに今回の伐採事例のような状態がこれに該当します。広島市でも、この改正法に基づき空き家のパトロールや所有者への指導が強化されており、「うちの家はまだ大丈夫」という油断は禁物です。

6.2. 固定資産税が最大6倍に!?「管理不全空家」に指定される恐怖

この「管理不全空家」に指定され、行政からの改善指導に従わず、「勧告」を受けてしまうと、所有者には極めて大きな金銭的ペナルティが科せられます。

それが、「住宅用地の特例」の解除です。

通常、住宅が建っている土地は、固定資産税が最大で6分の1、都市計画税が最大で3分の1に減額される特例が適用されています。しかし、「管理不全空家」として勧告を受けると、この減税措置がすべて適用されなくなります。

つまり、これまで年間5万円だった固定資産税が、ある日突然30万円になる、という事態が実際に起こり得るのです。庭木の管理を怠ったために、毎年数十万円の余計な税金を払い続けることになりかねません。

6.3. 万が一の事故で高額賠償も…所有者が負う重い法的責任

税金以上に恐ろしいのが、事故による損害賠償責任です。民法第717条では、土地の工作物(庭木も含まれます)の不備によって他人に損害を与えた場合、その所有者が責任を負うと定められています。

  • 枯れ木が倒れて、隣の家の屋根や車を破壊した
  • 強風で折れた枝が飛んで、通行人に怪我を負わせた
  • 伸びた木の根が、隣家の水道管を破損させた

このような事故が発生した場合、「自然災害だから仕方なかった」という言い訳は通用しません。管理を怠り、危険を予見できたにもかかわらず放置していたと判断されれば、所有者の過失として、その損害をすべて賠償する義務が生じます。

過去の判例では、倒木による事故で数百万円から、場合によっては数千万円もの賠償命令が出ています。これは火災保険などではカバーできないケースも多く、所有者の人生を揺るがすほどの経済的打撃となり得ます。

このように、空き家の庭木管理は、道義的な問題だけでなく、あなたの資産を直接的に脅かす法的なリスクと金銭的なリスクを伴います。手遅れになる前に、専門家による適切な管理を行うことが、結果的に最も賢明で、コストの低い選択となるのです。

→では、実際に専門家に依頼すると、どれくらいの費用がかかるのでしょうか。次の章では、気になる伐採費用について詳しく見ていきます。

7. 気になる伐採費用は?広島市の費用相場と料金の内訳

法律やリスクは分かったけれど、やはり一番気になるのは「いったい、いくらかかるのか?」という費用面だと思います。空き家の管理に、あまり大きなコストはかけられない、というのが所有者様の正直な気持ちでしょう。

伐採費用は木の状況や現場の環境によって大きく変動するため、「1本〇〇円です」と一概に言うことはできません。しかし、ここでは料金が決まる仕組みと、広島市における一般的な費用相場をご説明します。業者を選ぶ際の参考にしてください。

7.1. 費用の決まり方(木の高さ、幹の太さ、作業環境)

伐採費用は、主に**「木の状況」「現場の状況」**という2つの大きな要素の組み合わせで決まります。

① 木の状況

  • 高さと太さ: 当然ながら、木が高く、幹が太いほど作業の手間と時間が増えるため、料金は高くなります。
  • 枝の広がり: 枝が四方八方に大きく広がっている場合も、切り分ける数が増えるため費用が加算されます。
  • 危険度: 枯れ木や、幹の内部が腐っている木は、作業中に突然折れたり倒れたりするリスクが高まるため、より慎重な作業が求められ、料金が高くなる傾向があります。

② 現場の状況

  • 重機の使用可否: クレーン車や高所作業車が使える現場は、安全かつ効率的に作業できるため、費用を抑えられる場合があります。逆に、今回の事例のように重機が入れず、人が登って作業する「特殊伐採」となる場合は、高い技術料が必要となります。
  • 周辺環境: 家屋や電線、お隣のカーポートなどがすぐ近くにある場合、細心の注意が必要となり、作業の難易度が上がるため費用が高くなります。
  • 搬出経路: 伐採した木を運び出すトラックが敷地のすぐそばに停められるか、運び出すための通路は確保されているか、なども費用に影響します。

7.2. 料金の目安(高木・中木・低木、重機使用料、処分費など)

上記の変動要因を踏まえた上で、広島市における伐採の費用相場を以下に示します。あくまで一般的な目安としてご参照ください。

項目費用目安(1本あたり)備考
低木の伐採3,000円 ~ 8,000円高さ3m未満
中木の伐採8,000円 ~ 20,000円高さ3m~5m
高木の伐採20,000円 ~高さ5m以上(※これ以上は都度見積もり)

【上記とは別途かかる可能性のある費用】

  • 伐採木の処分費: 5,000円 ~ 20,000円(軽トラック1台あたり)
  • 抜根(根の撤去): 10,000円 ~ (伐採とは別の作業になります)
  • 重機使用料: 30,000円 ~ 50,000円(1日あたり)
  • 特殊伐採技術料: 現地お見積もりにて提示

7.3. 正確な費用を知るには「無料の現地お見積もり」が不可欠な理由

「結局、うちの場合は総額でいくらなの?」――その疑問に正確にお答えするために、私たちは**「無料の現地お見積もり」**を何よりも大切にしています。

電話やメールだけで安易な金額を提示しないのは、現場を見なければ判断できない要素があまりにも多いからです。正確な見積もりをしないまま作業を始め、「後から追加料金を請求された」というトラブルは、この業界で残念ながら少なくありません。

無料の現地お見積もりには、以下のようなメリットがあります。

  • 総額が明確になり、追加料金の心配がない。
  • どの木を、どのように作業するのかが具体的にわかる。
  • 専門家から、自分では気づかなかったリスクや最適な解決策を提案してもらえる。
  • 複数の業者を比較検討する(相見積もり)ための、正確な材料になる。

業者を選ぶ際は、料金の安さだけで決めるのではなく、必ず複数の業者から相見積もりを取り、説明の分かりやすさや担当者の誠実さなども含めて、総合的に判断することをお勧めします。

もちろん、当社のお見積りは無料です。お見積もりをしたからといって、しつこい営業をすることも一切ありませんので、まずはお気軽にご自身の空き家の現状を知ることから始めてみませんか?

→最終章では、これまでの内容を総括し、空き家問題に悩む皆様へのメッセージをお伝えします。

8. まとめ:広島市安佐北区の空き家問題、専門家への相談が最善の解決策です

今回は、広島市安佐北区白木町の事例を通じて、危険な高木に覆われた空き家が、私たちの伐採作業によって、いかに明るく安全な場所に生まれ変わるかをご覧いただきました。

そして、その背景には、

  • 放置された庭木がもたらす、倒壊・火災・防犯上の深刻なリスク
  • 2023年に改正された法律による、固定資産税増額という金銭的ペナルティ
  • 万が一の事故の際に所有者が負う、高額な損害賠償責任

といった、目を背けることのできない現実があることも、ご理解いただけたかと思います。

遠方にお住まいであること、費用への不安、どこに頼めばいいのか分からない、といった理由で、つい問題を先延ばしにしてしまうお気持ちは、痛いほど分かります。

しかし、今回の事例が示す通り、放置することで状況は悪化し、リスクも、最終的にかかる費用も、雪だるま式に増えていくだけです。最も効果的で、結果的に最もコストを抑えられる解決策は、問題が小さいうちに、一日でも早く専門家に相談することに尽きます。

私たちは、広島市安佐北区の地理や気候を熟知した、地域密着の専門業者です。豊富な経験と、今回の事例でご紹介したような特殊伐採の高い技術力で、お客様一人ひとりの状況に合わせた最適なプランを、誠実にご提案いたします。

ご相談、現地調査、そして詳細なお見積もりの提示まで、すべて無料です。

お見積もりを取ったからといって、私たちがしつこい営業をすることは決してありません。まずは、ご自身が所有する空き家の現状を客観的に把握し、リスクを知ることから始めてみませんか?

長年の心の重荷を下ろし、安心できる毎日を取り戻すために。そして、ご両親が残してくれた大切な資産を、次の世代へより良い形でつないでいくために。私たちが、その第一歩を全力でサポートいたします。

いつでもお気軽にご連絡ください。