家にかかりそうで不安だった椰子の木を、安全に分割伐採・処分まで対応した事例

目次

ご相談内容:家にかかりそうで倒れないか不安
現地確認で重視したポイント
作業内容:分割伐採で家屋への影響を最小化
搬出・処分:小割り搬出で敷地内を傷めない
仕上げとお客様のご感想
「早めの対処」が安心につながります

ご相談内容:家にかかりそうで倒れないか不安

今回のご相談は、敷地内の椰子の木が大きくなり、枝葉が家の方へかかり始めていることから「このまま風が強い日が続くと倒れないか不安」という内容でした。特に、屋根や外壁に触れそうな位置まで張り出していると、台風や突風のタイミングで大きく揺れたり、枯れ葉が落ちたりして、建物側へ影響が出る可能性があります。

お客様としては、被害が出てからでは遅いので、早めに不安を解消したいというご希望でした。そのため今回は、伐採だけでなく、切った枝葉や幹の搬出・処分まで含めて一括で対応する方針で進めることになりました。

現地確認で重視したポイント

現地ではまず、椰子の木と家屋の距離、枝葉の張り出し方向、落とせるスペースの有無を確認しました。家の近くにある樹木は、一般的な「根元から倒す」方法だと、倒れる方向のブレや途中で引っ掛かるリスクが出やすく、屋根・外壁・窓まわりに接触する可能性が高くなります。

そのため今回は、周囲の状況から安全性を最優先し、上部から順に小さく切り分けて下ろす分割伐採を前提に段取りを組みました。あわせて、作業中に落下物が出やすい枯れ葉の量や、搬出の動線(通路の幅、運び出しやすさ)も確認し、切った後に敷地内を傷めないよう、小割りして搬出できるサイズ感で進める方針としました。

作業内容:分割伐採で家屋への影響を最小化

作業は、家に当てないことを最優先に、上部から順に切り分けて下ろす方法で進めました。まず、枯れ葉や絡みついている葉を整理し、作業中に落ちやすいものを先に安全な状態にします。そのうえで、葉の重さや張り出し方向を見ながら、1回で落とす量を小さく区切り、無理に引っ張ったり落としたりしないように作業を進めました。

次に、幹の部分は一定の長さで分割し、周囲に当たるリスクがないよう、切る位置と落とし方を都度調整します。椰子の木は繊維が多く、切り口が引っ掛かりやすいことがあるため、切断面の状態も見ながら、安全にコントロールできる大きさで順番に下ろしました。

家屋に近い位置での作業になるため、必要な箇所は養生を行い、落下物が出ても建物側へ影響が出ないよう配慮しながら対応しました。

搬出・処分:小割り搬出で敷地内を傷めない

伐採後は、切った葉や幹をそのまま運び出すのではなく、通路幅や運搬のしやすさに合わせて、敷地内で扱いやすい大きさに小割りしてから搬出しました。椰子の葉はかさばりやすく、まとめ方によっては運びにくくなるため、運搬中に壁や外構に当てないよう、束ね方と運び出しの順番も整えて進めています。

幹の部分も同様に、持ち運びが可能なサイズに分け、搬出動線を確保しながら順番に外へ運び出しました。搬出後は、細かな落ち葉や繊維くずが残りやすいので、周囲を軽く清掃し、作業スペースをすっきりした状態に整えたうえで、回収したものは適切に処分まで対応しました。

仕上げとお客様のご感想

作業完了後は、家の屋根や外壁まわりに枝葉が掛からない状態になっているかを確認し、敷地内に残りやすい葉の繊維や細かな枯れ葉もあわせて整理しました。椰子の木は切った後に細かな繊維くずが出やすいため、最後に周囲を見直して、歩く場所や建物まわりが気にならない状態に整えて終了しています。

お客様からは、これまで強風のたびに気になっていた不安がなくなったこと、家に当てずに安全に作業してもらえたことで安心できた、というお声をいただきました。搬出・処分までまとめて任せられた点も含めて、負担が少なかったと喜んでいただけました。

「早めの対処」が安心につながります

不安を感じている状態で、強風や台風の時期を迎えるのは精神的な負担が大きくなります。樹木は、倒れる・折れるといった大きな事故だけでなく、枝葉や枯れ葉の落下、建物への接触など「小さなトラブル」が積み重なってストレスになることも少なくありません。

今回は、家にかかりそうな状態を早めに解消することで、今後の天候に左右されずに安心して過ごせる環境を整えることができました。気になり始めた段階で現地確認を行い、状況に合った安全な方法で進めることが、結果的にリスクも手間も最小限にする近道になります。